TAKEの踊るカリスマ列伝
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ここはTAKEこと竹歳英樹先生が執筆するコーナー!
歴代のすばらしいダンサーを紹介するページだ。
そういえば「まうまう」はダンス部のページなのに
ダンスに関係ないコンテンツばっか!!(笑)
そんな状況を見かねて、ヒデキタケトシが今ここに立ち上がった!!
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@目次@
第1回 『コントラクション大西』
第2回 『森カン太のボタフォゴ』
第3回 『クローン児嶋』
第4回 『ボックスの山田』
第5回 『愛の十字架、谷口』
第6回 『ジャイヴァー茅原』
第7回 『カミソリ大さん』
第8回
外伝その1 『大東文化大学の彼』
第9回 外伝その2 『成蹊大学の海野君』
コーヒータイム
第10回
『ハッタリの治面地』
10回を迎えて...作者の言葉
第11回
『いちろー&いの...』
第12回 『局部的カリスマダンサー列伝』
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第1回
『コントラクション大西』
いわずと知れたむさびダンス部の主。
毎年夏合宿には緑色のおじさんが来てるらしいが...
何といっても現在の舞研にとって最大の功労者は大西さんであろう。
残念ながら私は彼の現役時代の踊りを見ていない。
しかし!個人的な見解で申し訳ないが、私が舞研に入部してはや10年、
後にも先にも
大西さんの超人的なボディアクションを凌ぐダンサーはいない。
例えるなら、いきのいいウナギ!!
私の経験からみて、良いダンサーはウナギの様な筋肉をしている様に見える。
柔らかくそして流動的なのだ!
あれ程ダイナミックなダンサーが、卒部以来コンペティターとして埋もれているのが
大変残念で仕方がない。
今からでも遅くはない。是非見てみたいものだ。
やはり、コントラ一気はすばらしい。
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第2回
『森カン太のボタフォゴ』
・・・かつて、これほどまでにひとつの技に情熱をかけたダンサーがいただろうか?
カン太氏のボタフォゴはまさに彼の魂の結晶であった。
思えば、私がまだ初々しい一年生の春。
まだ右も左も分からず部室で暇を持て余していると
どこからともなくジプシーキングスの熱いメロディーが・・・
誘われるように会議室に入った私の眼に映ったのは、
鳥の巣のような髪を振り乱し、
ティルトアップしたおしりが妙に印象的な
カン太氏の姿であった・・・。
後にそれがサンバのボタフォゴという技であることを知るのであるが、
それは一年生の私にとって
余りにも強烈なム−ブだった。
とにかく暑いのだ。
あえて熱いのではなく
暑いのだ。
そう、彼はリオのストリートを舞ったのだ・・!
・・・少なくとも私にはそう見えた。
当時は私も含め皆、彼の影を追った。
踊りそのものではなく、その根底に流れるスピリットを追った。
そして、勝つ踊りではなく泣ける踊り目指したものだ。
今でも眼を閉じると、激しいギターとともに
「ジョビー!ジョバー!」
と熱いシャウトが聞こえてくるようである。
ちなみに、あの頃のボタフォゴには何故か決まってネックアクションがあった。
そしてそれがまた、
暑かった・・・。
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第3回
『クローン児嶋』
私も現在、一橋、都立、東工、独協、専修、等々
数多くの学連ダンサーをコーチしているが、
彼等は私にとって、弟子というよりはむしろ共通のものに情熱を燃やす
良き戦友という気持ちの方が強い。
ある時は自分の経験からBETTERと思われる助言をし、
またある時は、いま自分がトライしているテーマを試させていただく事もある。
成長していく彼等を見ている事はとても有意義であるし、
逆にこちらが教えられる事もまた多い。
成績の良い時は共に喜び、ダメな時は共に悩む、
そんな関係である。
そんな弟子の中で希有な存在だったのが、
児嶋真史である。
同じ大学で、身長、体重共に私と同サイズであり、
更にたまたま尾崎豊信者であることまで共通した為、
なにかと面倒をみてきたのがきっかけであった。
当時まだプロ教師としてキャリアが浅かった私は、
当然弟子の長所を見抜く術もなく、
あろうことか彼に自分のコピーを求めてしまった。
そして不幸な事に...
彼もそれを忠実に実行した。(T_T)
故に、彼はスタジオの先生方にこう呼ばれることになる。
クローン児嶋・・・。
しかも、よせばいいのに彼はわざと私の悪い癖ばかりを好んでマネした。
そして、私にとっての見事な反面教師として成長していったのである。
ただ、コーチャーにとってそこまでコピーされる事は、恥ずかしくもあるが
また、
すこし嬉しくもあった...。
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第4回
『ボックスの山田』
山田さんは私が入学時の主将でした。
彼は基礎トレをこよなく愛し
そして迷惑な事に
私達にもとてもしつこく指導してくれました...。(T_T)
あの諸田、ダンにも通じる濃厚な顔
を見ても分かるとおり
彼はラテンダンサーでした。
しかし、そんな彼が何故かとりわけ強いこだわりを持っていたのが、
基礎トレの王様、
そう、ボックスです。
その情熱たるや凄まじいもので、
部室にバカでかいパネルを持ち込み、
『真理のボックス』
と題されたマニアックな文章を飾られた時は
さすがに皆かなりひきました...
その為私達当時の一年生は、
狙って一時間遅れて練習会に参加したものです。
P.S
個人的な事ですが、当時1年生で合宿をばっくれた私は、
暗い部屋に呼び出され幹部全員の前で正座させられました。
そこで山田さんは森本レオ風に一言、
『きみは、どうしてそうなのかなあ〜?』
と言いました。
どうって言われても....。
・・・あの時はさむかった...
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第5回
『愛の十字架、谷口』
彼こそは誇るべき我が代の主将です。
彼が、好んで自らを窮地に追い込み、
重い十字架を背負い込みたがる事は
皆さんも御存じでしょう?
私は、
ナチュラルターンをしている彼を見る度、
ムンクの叫びを思い出さずにはいられません。
当時上級生にはモダンダンサーが皆無。
まさにラテン一色でした。
そんな状況もあって、常にモダンの方が成績の良かった彼には
必然的にモダンの星としての期待がよせられました。
しかしもちろん!
彼の性質上、
ラテンへ走ったのは言うまでもありません。
(−−;;
そしてまた、当然苦しみ続けました...
もう一つ、
極めつけとして忘れてはならないのが、
彼の髪上げでしょう。
ズバリ、
一言で云うなら
『マジンガ−Z』!
・・・何を想ってそうしたのかは理解しかねますが、
それもまた、
当時のラテン界からは完全に逆走するものでした...
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第6回
『ジャイヴァー茅原』
やれ合宿だ、結婚式の2次会だ、
と今も昔も
宴会には欠かせない人物としてブレイク中の
茅原氏であるが、
彼の持ちネタに
「ジャイブ」
があったことを忘れてはならない!!
彼は、競技ダンス自体に余り興味を示さなかった。
仕方ないので私は、遊び半分で彼にジャイブを教えていたのであるが....
ある日突然、
彼は言った。
『僕...芸祭でジャイブをデモります。』
・
・
・
『!!』
(驚)
...当日、彼は
アフロづらを被り、
何故か傘を持って
現れた
そして、彼がいつもそうである様に
半笑いで踊った...!
それはあたかも、自分の面白さに自分が一番うけている、
そう、あの松本仁志にも通じる独りよがりな笑いだった!
・
・
・
当然、他の真剣なデモを台無しにしたことは言うまでもない。
しかし、
私は知っている。
彼が踊りながら、傘を開くタイミングを
真剣に悩んでいた事を...(T_T)
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第7回
『カミソリ大さん』
競技ダンスにおいては通常
良い成績を出す事が目標とされるが、
時として、
全く違った価値観を持つダンサーもいる。
三浦大輔氏もそんな1人であった...。
一般的にフリーアームは、ボディアクションの延長としてあり、
タイミング、ライン、スペース等を効果的に見せる為に用いられる。
が、しかし、
彼のフリーアームの目的は唯一つ、
ズバリ
『敵を倒す!』
....ただこれだけであった。
当時、
そのカミソリの様なフリーアームは、
フロア上で本当に
迷惑きわまりなかった。(T_T)
そんな彼の口癖、
『俺に触ると怪我するぜ!』
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第8回
『外伝その1大東文化大学の彼』
むさび出身のカリスマ達ばかりでは、
そろそろネタが苦しくなって参りました。(T_T)
そこでちょっと箸休め。
むさび以外でも記憶に残る素晴らしいダンサーを紹介しながら、
充電しようと思った次第であります。
外伝その1
大東文化大学の彼。
(名前は知らない!)
私も長年学連コンペを観てきましたが、
いまだかつて彼ほど笑わしてもらった記憶はない。
コンペに出た事のある人なら、
あの独特の緊張感がどんなにプレッシャーかお分かりだろう。
その為、選手達が本番で
信じられない常軌を逸した行動をとることも
しばしば見受けられる。
目がイっちゃってる人、
口が開きっぱなしの人
等は当たり前で、
レッグウォーマーを付けたままの女の子や、
かつて私もやってしまったのだが
ゼッケンを付けないで踊ってしまう奴もいる。
しかし、
大東の彼はその全てを上回った!
オールオープンである!!(T_T)
しかも、
そこから白シャツの裾が20cmくらい
飛び出していた...!!
恐るべし大東。
・・・彼の勇気に乾杯。(ToT)
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第9回
『外伝その2成蹊大学の海野君』
学連といえば、正装、飲食喫煙の禁止、音楽をかき消すほどの応援 等
ある種宗教的な厳しい規律のもとに独特の世界を創り出している。
一人ミスを犯せば、連帯責任として全員丸坊主になる事も珍しくない。
当時、私はあの独特の雰囲気にどうしても馴染めず、
コンペ中にパチンコに行ったり、
意固地に正装を拒んだり等
心ばかりの反抗をしたものだ。
(おいおい...)
そんな私が一年生の頃....
一度コンペに大遅刻して
モダン一次予選に間に合わなかった事がある。
(おいおい)
[...えらいことになっているんだろうな...]
とビクビクしながら会場に入ると、、、
どうも何やら様子がおかしい。
...普通なのだ。
穴を開けてしまったはずのコンペが、よどみなく普通に進行しているのだ。
呆然としている私に、三浦大輔氏が一言
『竹歳、モダン良かったよ』
????
私にはサッパリ訳が分からなかっった、
が、
どうやら私は
無事に一次予選を踊ったらしい...。
(ーー;)
恐る恐るむさび席に目をやると....
何やら知らない人物が
『いいよ竹歳。やるじゃん竹歳。』
と
もてはやされているではないか!!
『かっ...替え玉だぁぁ!!!』
私はそこで初めて気付いた。
丸坊主になる事を恐れた当時の幹部達が、
仲のいい成蹊大学の一年生をあたかも竹歳として踊らせたのだ!
・・・ 彼の名は海野君といった。
ただチビだったというだけで、ニセ竹歳に抜擢された
学連一不憫なダンサーである...(T_T)
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・・・・~□o
コーヒータイム ・・・・
〜記念すべき10回を前にして〜
外伝なども入りながら、遂にこのカリ伝も次で10回を数えることになる。
いやあ勢いよく連載が続いたTAKEこと竹歳先生に感謝。
ここで裏部誌に投稿された作者の言葉をひとつ。
・
御愛読有り難うございます。
御声援に応えるべく、遠い過去の記憶を絞り出してもう少し頑張ろうと思います。
ただ、一言いっておきますが、カリ伝は単にダンサーをちゃかしている訳ではありません。
彼等はいつも真剣です。
谷口の髪上げも、山田さんのボックスも、大東の彼も皆シリアスなんです。
そして、その情熱ゆえの行き過ぎた言動が、
微妙に私達の心をくすぐるのです...
・
いいですねえ...。その通りです。
しかし笑って懐かしがれる「よき日々」が、この平和さが、なんともいいじゃないですか。
次の記念すべき第10回、なんと私(ジメ)が登場します!!
このネタにしにくい私をここに来てもってきてくれるところ
師匠の愛情を感じざるを得ません
が....
この文章いまだ現役なだけに笑えんのですが・・・(T_T)
...なんて(笑)
まあ...せめてもってことで、がんばって動画gifにして落としときましたんで...(^^;;
作者は職業柄、ずーっと現役を見続けていますので
きっとここからは、比較的若い世代のダンサーも紹介されていくことでしょう。
また、書かれていない往年のカリスマ達もまだまだ登場することでしょう。
今後も目が離せません。
皆さんお楽しみに・・・。
・・・・ ~□o ・・・・
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第10回
『ハッタリの治面地』
むさび96年度生はいまや、大五郎、秀樹、そしてあの美久男まで
み〜んなターンプロしてしまった。
そんな中、現在のむさびでは逆に珍しく、
まっとうなアマチュア道を貫いているのが
治面地である。
仕事とダンスを両立するなんて
いやぁたいしたもんだ。パチパチパチ...
そうそう、奴は私がコーチして初めてファイナルソロを踊った弟子でもあります。
普通、弟子がソロを踊ってるのを観るのはとってもワクワクするもんですが...
奴の時は反対で、
もうかなりドッキドキでした。
おそらく本人より私の方が数倍緊張していたはず。
(さながら岡島を見守る長島監督のようです)
なぜって?
そりゃあんたもちろん!!
奴が正真正銘の
[へっぽこダンサー]だからですよ。
いや〜あの頃はマジでへボかったね。疑いようもなく..
忘れもしない冬全日。
私が奴に贈ったアドバイスは
ズバリ、
『誰よりもゆっくり踊り出せ!!』
でした...。(笑)
...つまり
動くとバレるぞって事ですな...
(T_T)
しかも...
悲しいかな、この作戦はまんまとあたって
見事ファイナル進出!
(ToT)
1位チェックも2、3とってたらしい・・
以来、味をしめちゃったのか...
いまだに奴は
1曲フルに踊れません(滝涙)
コーチャーと言う立場上、奴のダンスの評判は至る所から耳に入りますが、
信じられない事にその殆どが、
...清潔感がある。
(どこが?)
...好感度がある。
(なに?好感度って)
...パートナーに思いやりがある。
(おいおいおい)
まさに、
まんまと騙されてると
云わざるを得ません・・。
真の奴を知る者にとっては、怒りすら覚えますね。
何なんでしょうこのギャップは?
...世間の目は節穴か?
ただコンペには、
「うまいのに勝てない者」「うまくないのに勝てる者」
がいる事は確かで、
奴が
典型的な後者であることは
認めざるを得ません。
(T_T)
そんなうさん臭い奴ですが、現在の涼子ちゃんを始めとして、
パートナーには必ず、とってもキュートで上手な娘を連れてきます。
どうやって口説いてるのかは理解しかねますが....
まったく!!身の程を知れ
って感じですな。
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・・・・ ~□o
第10回を書き終えて...作者の言葉 ・・・・
何となく勢いで始めたカリ伝も、とうとう第10回を迎えるに至りました。
当初は、国内外、プロアマ問わず、
私が素晴らしいと思うダンサーを数々紹介していくつもりだったのですが、
どうも最初に大西さん(うなぎ)を使ってしまった事で、
路線が一気にむさび(学連)よりに変わってしまいました。(悲)
想うに、ダンスは人生の縮図です。
上手い下手は別として、
踊りの中にその人のパーソナリティーが如実に現れます。
近頃私は、それら愛すべきパーソナリティーを、
こうして文面に残す事に
だんだん使命感の様なものを感じてきました。
カリ伝に載せてほしい人は是非申し出て下さい。
私があなたのパーソナリティーを、
こっぴどくこき下ろして差し上げます。
(^^)
ちなみに、
昔、似顔絵を描いて女の子を泣かしてしまった事があったので、
今までカリ伝に女性を登場させるのはいささか遠慮してきましたが、
ネタ切れにはかえられません (T_T)
ので
これからはドンドンいかせて頂きます。
愛の鞭だと思って甘んじて受け止めて下さい。
では。
・・・・ ~□o
・・・・
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第11回
『 イチロー&いの・・・』
何といっても彼等の最大の悲劇は、
同期に淳&マヨという
スーパーカップルがいたことでしょう。
彼等は本来、
まるでポカポカした春の日ざしを感じさせる様な
とっても明るく爽やかな
ナイスカップルであるのに....
....悲しいかな
淳&マヨの華々しい活躍のおかげで、
その競技人生はまさに
日陰街道まっしぐらでした....
(T_T)
あれは、忘れもしない..
彼等が3年のラテン新人戦。
運悪く私は
この両カップルともに
レッスンする羽目になりました...(泣)
イチロー達自体、決してヘタッピという訳ではなかったのですが、
ただ
厄介な事に、
淳達はラテンもかなりイケてしまったのです。
(T□T)
レッスンしながら、
..これはまじでヤバいかも...(−−;
と、
大変複雑な気持ちになったものです。
...そして後日、
それは現実のモノとなりました。(滝涙)
まあ種目が違ったのがせめてもの救いですが....
そんなイチロー&いのですが、いや〜最後の最後でやってくれました。
冬全日で何と3位入賞です!(感涙)
誰がこんな結末を予想した事でしょう。
さすがの私もしびれました。
イチローかっちょい〜パチパチ
あっそうそう、
そういえば
私はイチロー達にパソのレッスンをする時、
決まってある風景を想いうかべていました。
......それはスペインの闘牛場ではなく、
マザー牧場でした...
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第12回
『局部的カリスマダンサー列伝!』
全体像を観たくても、
ど〜してもそこだけに眼がいってしまう。
そんな、
身体のごく一部分においてのみ、
極めて卓越した能力を発揮するダンサーがいる。
今回はその様な局部的カリスマダンサーをざっと紹介しよう!
その1
あ−ちゃんの顔。
ボディリズムという言葉が示す通り、
ラテンダンスにおいては通常ボディが音楽を奏でるのであるが、
彼の場合はまさに、
顔面からリズムがほとばしった!
それは、あの嶺岸大先生をして、
『あれ程ストレ−トに感情が表に出る顔は見た事がない』
と言わしめた程である。
ちなみに、彼は私が初めてコーチした学生だったのだが、
悲しいかな今となっては
あの強烈な顔以外、その踊りを思い出せない...
(T_T)
その2
ヒデキのおしり。
....大野秀樹氏の踊りを見た人は必ずこう言う。
『あの人、ヒップパット入れすぎじゃな〜い(笑)』
・
・
・
違う、
違うんです。
生ケツなんですよ...!!(滝涙)
今や彼もプロダンサーとなって、
そのダンスはとても洗練されていますが、
どうしてもケツにしか眼がいかないのは
悲しい宿命と言わざるを得ません。(T_T)
その3
トシさんの口。
これまでに、鈴木俊成氏の見事な誘導尋問によって
いったいどれ程の健全な青少年少女が、
舞研へとおとしめられていった事だろうか....。
かくゆう私も入学したての頃
『いいよ君!ダンスの才能あるんじゃん!』等と
心にもない言葉をかけられて、
少なからず勘違いしたことは
否定出来ません。(悲)
今や合宿恒例のアレも彼の定番となっている様です...
...とまあ、
いやはや、むさびには本当に様々な特技を持つ人たちがいるものです。
もし、これらの人たちの長所だけを集めることが出来たら
それはそれはすごい人物になりそうですね..。
ふと、
そんなことを想いました・・・。
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